ラーメン(520円)
G・W 瀬戸内遠征記 Vol.1
今年のG・Wは、
びっちゅさんと一緒に“備中”笠岡(岡山県の南西部)へ遠征した。
笠岡市の人口は約55,000人。自治体としては小さな都市だが、ここには“笠岡
系”(備中笠岡鶏ラーメン)と呼ばれる地ラーメンが古くから存在し、今では全国的に
知られるようになった。山口県にも笠岡の人口とほぼ同規模の下松市を中心とした
“下松牛骨系”という地ラーメンが存在する。ただ、そのどれもが牛骨ベースの似た
系統の味わい。多種多様なラーメンが混在する笠岡系のようなバラエティに富んだ
スタイルとは大きく異なる訳だが、どちらにもそれぞれの良さがあり、ここらへんが
ご当地巡りの醍醐味だったりする。今回は笠岡系の古き伝統を味わえる老舗店には
寄らず、新興店を中心に回った。まずは笠岡インター近くにある『とんぺい』へ。
『とんぺい』と聞いて、すぐ思いつくのは周南市にあった『とんぺい』。鶏ベースの
いわゆる鶏白湯スープは当時の山口のラーメンにおいて、異色の存在であったが、
野菜の旨味を凝縮し、甘くスッキリした味わいは実に個性的で旨かった。閉店して
もう一年以上経ったが、仲間内の間ではいまだに惜しむ声が挙がる。
運ばれてきたラーメンは『とんぺい@周南』と同じルックス、そして何ら変わらない
鶏主体の存在感溢れるテイスト。人参の千切りも美味スープに浸れば、不思議と
違和感は無くなる。久々の再会に懐かしさがこみ上げてきたなぁ。旨い一杯だった。
(※周南にあった『とんぺい』は系列店という情報アリ。)
食べ終わって、店の外に出ると十数名の待ち客が。この後に訪れた各店でも同様な
光景を目の当たりにした。ただ単に地域性だけの問題では無く、この小さな都市に
麺文化が根付いている証拠だろう。そういえば、店内の壁には“
岡山ラーメン博”
なるイベントのポスターが貼ってあり、『とんぺい』もこのラーメンフェスタに
出店した模様。ネットや口コミの情報にはどうしても限界が生じる訳だから、
こういったイベントって物凄く重要だと思う。県内から選りすぐりの店舗が一同に
集結し、様々なラーメンを手軽に味わうことができる絶好の機会だもんね。
マスコミの皆様、山口でもこの手のイベントを企画してみては?
と強気に主張してみる。ラーメン 岡山県笠岡市小平井2215-1
11:00~21:00(※日曜・祝日は~20:00まで)
休み 木曜(※祝日の場合は営業)
お店の詳しい場所
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